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篠笛の作り方


篠笛を作るのはそれほど難しくありません。
チャレンジしてみましょう。

必要な道具

・竹材
 7笨調子の場合は、43センチ以上必要です。
 乾燥と脂抜きが終わった、良質の物を使います。
・小刀
 クリ小刀のような物を使います。
 いろいろ使用してみて、使いやすいものを使うといいでしょう。
・ネズミ歯錐
 竹に最初の穴をあけるときに使います。
 大体4.5センチぐらいでいいんじゃないでしょうか。
 あまり大きいとかえってやりにくくなります。
・鋸
 竹の長さをそろえる時に使います。
・紙やすり
 切り口の面取り・掃除などに使います。
・笛袋
 作成中の笛、完成した笛の保存に使います。
 われ防止にも必要です。
・コルク
 栓をするときに使います。
・籐、桜樺
 笛に籐、桜樺の装飾を行う場合必要です。
・接着剤
 コルク、籐、桜樺などの接着に使います。
・漆
 内部の塗装などに使います。
 漆はかぶれるので、カシュー、新ウルシでもOKです。

竹採り

いそがしいは方は、目白などのお店で買ってもいいでしょう。
遠くて行けないという方は、通販でやっているところもありますので、
それでもよろしいと思います。

まずは竹林探しからです。
篠笛で使うのは女竹(苦竹、篠竹とも言います)という種類の竹です。
川に沿って探すと早いと思います。
43センチ程度の、目安になるような棒でも持っていくと便利です。
実際にやってみると分かりますが、
太さと長さのバランスがいい竹はなかなかないもんです。
使えそうな竹が見つかったら、その竹の上下2.3節もいっしょに切断します。

乾燥

作る前に十分な乾燥を済ましておかないと、
ピッチに狂いが生じたりします。
採ってきた竹は、雨のかからない、
軒下などに2,3年おいておきます。

孔開け

乾燥が終わったらいよいよ孔開けです。
まず、孔の位置取りをします。
竹は楕円になっているので、
長いほうを上にして、はじをテープなどで固定します。
太いほうを歌口にします。
位置取りが終わったら、
孔の中心にネズミ歯錐で穴をあけます。
このとき、ネズミ歯錐が突き抜けて、
中を傷つけることが多いので、
慣れないうちは中に棒を入れて防いだほうが良いでしょう。
穴を開け終ったら、小刀で決められた位置まで広げます。
少し小さめに開けていたほうが調律のとき楽です。
繊維に逆らわずに垂直に開けるのがポイントです。
削り方

栓・管頭

音を鳴らすために、歌口の横に栓をします。
栓をするのは、コルクか和紙です。

・コルクを使う場合

まず、コルクのでっぱてる部分をやすりで削ります。
完全に削らないでください。
はめたりしながら、少しずつ削っていきます。
息が少しでも漏れると、音に影響するので、少々きつめにして下さい。
詰め終わったら、ボンドなどを管頭から流し込み、
接着してください

・和紙を使う場合

コルクではなく、和紙を代わりに使うことも出来ます。
まず、和紙を大きめに少しちぎります。
小さすぎると、後でバラバラになってしますので、大きめでいいです。
最初は、何個か一まとめにして、入れてもいいです。
時々棒で詰めながら、硬くしてください。
詰め終わったら、同じようにボンドなどを流し込み、
接着してください。

管頭

管頭には、厚さ1センチ程度の木の板を使います。
まず、木の板を笛の管頭に接着剤で張ります。
乾燥したら、横にでっぱてる部分をやすりなどで取ります。
それが終わったら、頭を丸くするためにやすりでこすります。

調律

調律をするときにはチューナーが必要です。
市販のチューナーを買ってもいいですが、
結構値段が高いです。
家で調律する場合は、 「尺八と遊ぼ」 のページに
置いてあるフリーソフトを使うといいと思います。
音が低かった場合、穴を少しずつ広げます。
音を高くすることしか出来ないので、
慎重に行ってください。
(例えば、1の音を上げたい場合、第一孔を、
7の音を上げたい場合は、第七孔を広げる感じです。)

装飾、仕上げ

籐・桜樺巻き

籐・桜樺を巻くというのは、装飾だけでなく、
割れ防止にもなります。
まず、巻く部分を小刀で0.5ミリほど削ります。
削った部分に瞬間接着剤少し塗り、
籐・桜樺を巻きます。
ゆるまないようにしっかり、きつく巻いてください。

仕上げ

仕上げに、紙やすりで面取りをします。
管尻をやる場合は、木片などに紙やすりを巻いてこすります。
歌口・指孔をやる場合は、細い棒に両面テープなどで紙やすりを巻き、
こすります

漆塗り

漆を塗ると、外見も良くなりますが、
割れ防止、又、音の鳴りも良くなります。
漆と、カシュー・新ウルシ等の2種類がありますが、
漆はかぶれるが、音がカシューなどよりも良くなります。

漆を使う場合

漆は、極端にほこりを嫌います。
そのため、ほこりの無い、
きれいに掃除された部屋でやらなければなりません。
塗っているときは気づかなかったほこりや水分、人の脂などが、
倍増して現れます。
又、漆は他の一般的な塗料と違い、乾燥に一定の湿度と温度が必要です。
そのため、「室箱」というものがひつようになってきます。
このようなことに注意して塗ってください。

道具

・塗り棒
 棒に脱脂綿を巻いたもので、中を塗るときに使います。
・筆
 歌口や指孔、管尻のかべを塗るときに使います。
・朱合漆
 色漆の元になる漆です。
・朱の粉
 朱合い漆にこれを混ぜて使います。
・三吉野紙  練った漆のごみを取り除く時に使います。 ・厚板ガラス
 漆を混ぜるときは、この上で混ぜます。
・ヘラ
 漆を混ぜるときに使います。
・室箱
 漆を乾燥させるときに使います。
漆を作る

厚板ガラスに朱の粉をのせ、混ぜながら少しずつ朱合漆を混ぜていきます。
ヘラを少し持ち上げ、漆が同じ太さでたれるまで混ぜれば良いといわれていますが、
ここまで練るには相当な努力が必要です。
練り終わったら、三吉野紙で漉して、ほこりを取り除きます。

塗り

次に、塗り棒を使って内部を塗ります。
薄いところ、厚いところなどが無いように均一に塗ってください。
歌口や指穴、管尻のかべは、筆を使って塗ります。
又、ほこりが少しでも付着すると、その部分がふくらんでしまいますので、気をつけてください。
あまり厚く塗らずに、薄く塗り重ねます。
塗り終わったら、室箱に入れ、1ヶ月ほど乾燥させます。
それを3回ほど塗り重ね、乾いたら完成です。
管頭には、黒漆を塗ってください。

カシュー・新ウルシを使う場合

漆はかぶれたりして、扱いが難しいので、
カシューや新ウルシで代用してもいいと思います。
ただし、漆と違い体に悪影響を及ぼす物が多いので気をつけてください。

道具

・塗り棒
 棒に脱脂綿を巻いた物で、中を塗るときに使います。
・筆
 歌口や指穴、管尻のかべを塗るときに使います。
・カシュー/新ウルシ
 朱色系の物を使います。
・溶剤
 市販の物はシンナーなどの物ですが、
 シンナーよりテレピン油、片脳油の方が体に良いと思うので、
 そちらをおすすめします。
・深めの入れ物
 厚板ガラスと同じ役割をします。
 あまり浅いと溶剤と混ぜるとき、
 こぼれてしまうので、出来れば深めの入れ物にして下さい。
カシュー・漆作り

まず、カシュー・漆を、入れ物に入れ、溶剤を少し入れます。
最初のうちは、薄めにした方が良いかもしれません。
混ぜるのは、筆でもいいと思います。

塗り

塗るとき、手に付くのがいやな方は、
手袋をした方が良いと思います。
又、においが苦手な方は、
外で塗ることをおすすめします。
最初に、溶いたカシュ―・新ウルシを、
スポイトで吸い取り、笛の内部に指孔などから垂らします。
そして、塗り棒でまんべんなく塗ります。
漆と同じように、あまり厚すぎないように塗ってください。
管頭は、同じように黒で塗ってください。
乾燥は、外でもいいと思いますが、
砂などのほこりが付かないように気をつけて下さい。


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